2014年度の企業年金利回りは10.56%と好調
厚生年金基金廃止などの問題の背景には、企業年金の運用状況がありますが、企業年金連合会が先日発表した「企業年金の運用利回りの推計(2014年度)について」を見ると、株高と円安により、企業年金の運用は非常に好調であることが明らかになりました。
同調査によれば、各企業年金の修正総合利回り(連合会推計値)は、以下のとおりとなりました。
企業年金合計 10.56%
厚生年金基金 11.96%
確定給付企業年金 9.71%
昨年度の各資産の市場収益率は、国内債券が2.97%、国内株式が30.69%、外国債券が12.28%、外国株式が23.54%となりました。現在、多くの厚生年金基金は解散に向け、手続きが進められていますが、その収益率は3年度連続での2桁(2012年:12.21%、2013年:10.43%、2014年:11.96%)となっており、円滑な解散に向けての追い風が吹いているようです。
参考リンク
企業年金連合会「企業年金の運用利回りの推計(2014年度)について」
http://www.pfa.or.jp/user_kaiin/unyoshien/files/unyou_jyokyo_2014.pdf
(大津章敬)
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