建設業・信用金庫業・貿易・商社業が追加された厚労省作成ポジティブ・アクション推進のための支援ツール

見える化 近年は、女性活用・女性活躍という言葉が様々な場面で飛び交い、高い関心を集めています。逆に言うと、男女雇用機会均等法等があっても、なかなか女性が男性と同等に活躍し切れていない現状があるのでしょう。そのような状況を少しでも解決するために、ポジティブ・アクションに取り組む企業もあるかと思います。厚生労働省もポジティブ・アクションの取組事例集等を作成し、取組みを推進しています。

 また、厚生労働省ではポジティブ・アクションを推進するための業種別「見える化」支援ツールを平成23年度から作成し、ホームページで公開しています。先日、平成26年度作成分として、建設業・信用金庫業・貿易・商社業が公開されました。この支援ツールは、活用マニュアルと入力用シートからなっており、入力用シートに「中途採用における女性の占める割合」や「課長クラスに昇進した人数に占める女性の割合」等、様々な数値を入力することで、業界の平均値と自社を比較することができます。このように見える化をすることで、自社における課題を把握・分析し、自社にあったポジティブ・アクションの取組みを行うことができるようになっています。活用マニュアルには、ポジティブ・アクションの取組事例も掲載されているので、業界の他社の事例を参考にすることもできます。

 現在、12業種が公開されているので、取組みを検討されている企業は、ツールを利用し、まずは分析をしてみてもよいかも知れません。


参考リンク
厚生労働省「ポジティブ・アクションを推進するための業種別「見える化」支援ツール」
http://www.mhlw.go.jp/topics/koyoukintou/2012/03/13-01.html

(宮武貴美)
http://blog.livedoor.jp/miyataketakami/

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