マイナンバーに対応した給与支払報告書の新様式公開!「フリガナ」欄が追加に
昨日のブログ記事「平成28年分扶養控除等申告書のマイナンバーの記載省略が可能に!」では、来年分の扶養控除等申告書にかかるマイナンバーの記載に取扱いについて取り上げましたが、これと前後し、官報で平成28年度以降の給与支払報告書の様式が公開されました。
給与支払報告書は、前年中に従業員に給与等の支払をした企業等が、1月31日までに市区町村に提出するものであり、これまで給与所得の源泉徴収票とほぼ同じような様式になっています。マイナンバー法の施行により、源泉徴収票にマイナンバーを記載することが義務付けられたことに伴い、様式が変更になることは、すでに様々なところで案内が行われていますが、今回は源泉徴収票の正式な様式の公開に先駆け給与支払報告書の様式が公開となりました。源泉徴収票も同様の形となるものと思われます。
変更点としては、これまでA6版の様式であったものがA5版と大きくなり、個人番号(マイナンバー)および法人番号を記載する欄が追加された他、控除対象配偶者と控除対象扶養親族の欄にも氏名の「フリガナ」欄が追加されています。この「フリガナ」欄は、不明の場合は空欄とすることでよいとのことですが、扶養控除等申告書には記載する欄がないため、正確に記載をしていくことを考えると、その情報収集には工夫が必要になりそうです。
関連blog記事
2015年10月29日「平成28年分扶養控除等申告書のマイナンバーの記載省略が可能に!」
https://roumu.com
/archives/52088305.html
参考リンク
官報「平成27年10月29日付(号外 第246号)」
http://kanpou.npb.go.jp/20151029/20151029g00246/20151029g002460000f.html
(宮武貴美)
http://blog.livedoor.jp/miyataketakami/
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