休業分割取得・雇用保険の給付率アップなど見直し検討が進む介護休業制度

介護 育児休業の取得率はかなり高まっていますが、一方では介護離職が問題となっています。こうした状況を受け、安倍政権は「介護離職ゼロ」を掲げ、対策をスタートしています。

 実際に厚生労働省の労働政策審議会では、雇用均等分科会で介護休業制度について分割取得ができるように、また、介護休暇制度をより柔軟に取得できるよう取得単位を短くしたりという議論が行われています。また、職業安定分科会雇用保険部会では、雇用均等分科会の議論を受け、分割取得をする場合の給付や、そもそもの介護休業給付の給付率について議論が行われています。

 今後、これらの分科会や部会で続くことになりますが、介護休業に関しては、大きな取り扱いの変更が行われることは必至でしょう。今後も労務ドットコムでは継続的に情報の提供を行っていきます。


参考リンク
厚生労働省「第164回労働政策審議会雇用均等分科会」
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000104049.html
厚生労働省「第107回労働政策審議会職業安定分科会雇用保険部会資料」
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000103919.html

(宮武貴美)
http://blog.livedoor.jp/miyataketakami/

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