4月納付分から引き上げが見込まれる協会けんぽの介護保険料率

介護保険料 介護保険料率は、健康保険法で、各年度において保険者が納付すべき介護納付金の額を当該年度における当該保険者が管掌する介護保険第2号被保険者である被保険者の総報酬額の総額の合算額の見込額で除して得た率を基準として、保険者が定めると規定されています。そのため、協会けんぽでも毎年度、料率の見直しが行われていますが、平成29年度についても昨年末に開催された「全国健康保険協会運営委員会」で議題として取り上げられました。

 この運営委員会の資料として公開されているものを確認すると、平成29年度の介護保険料率は、4月納付分から1.58%から1.65%への引き上げが見込まれているようです。この引き上げが決定した場合の保険料負担は被保険者1人当たり月額246円、年額で2,950円の増加(※)となっています。

 正式な発表は今後となりますが、検討が続く健康保険料率の見直しとともに、注目をしていきましょう。
※ 標準報酬月額を312,333円、賞与月額を年1.493月とした場合の負担を算出。


参考リンク
協会けんぽ「第81回全国健康保険協会運営委員会が開催されました」
http://www.kyoukaikenpo.or.jp/home/g7/cat720/h28/dai81kai/281227

(宮武貴美)
http://blog.livedoor.jp/miyataketakami/

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