11月の高卒就職内定率 バブル末期に匹敵する87.0%
人材採用難が続いていますが、高卒についてもバブルに匹敵する状況となってきたようです。本日は先日、厚生労働省が発表した平成29年3月に高校や中学を卒業する生徒について、平成28年11月末現在の公共職業安定所(ハローワーク)求人における求人・求職・内定状況を取りまとめました。
その結果は以下のようになっています。
【高校新卒者】
就職内定率 87.0%で、前年同期比1.2ポイントの増
就職内定者数 約15万4千人で、同1.3%の増
求人数 約37万7千人で、同10.2%の増
求職者数 約17万7千人で、前年同期比同
求人倍率 2.13倍で、同0.2ポイントの増
【中学新卒者】
求人数 1,401人で、前年同期比11.3%の増
求職者数 1,069人で、同8.6%の減
求人倍率 1.31倍で、同0.23ポイントの増
グラフを見るとわかりますが、この時期での高卒就職内定率87%という水準はバブル末期の平成5年(88.8%)以来の水準となっています。求人の状況は少し落ち着きつつありますが、当面は高水準で推移すると見込まれます。改めて人材の定着を進めるような人事労務管理を進めていくことが求められます。
参考リンク
厚生労働省「平成28年度「高校・中学新卒者のハローワーク求人に係る求人・求職・内定状況」取りまとめ」
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000148575.html
(大津章敬)
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