急増する男性の育児休業取得率 経済同友会調査では29.4%
少し前まで、男性が育児休業を取得すると非常に珍しいという印象を受けたものですが、いまや状況はまったく変わりつつあります。2016年8月22日の大津章敬公式ブログ記事「イクメン化する若手男性従業員の定着には欠かせないワークライフバランスの実現」では、男性新入社員の73.6%(女性は95.9%)が育児休業の取得意向ありと回答したという情報をお伝えしましたが、そうした意識の変化、そして企業の考え方の変化により、その取得率が急増しています。
経済同友会の「ダイバーシティと働き方に関するアンケート調査結果(2017年2月)」によれば、2012年以降の男性の育児休業取得率は以下のように上昇しており、中でも2015年については急増しています。
2012年 3.5%
2013年 7.5%
2014年 7.9%
2015年 10.9%
2016年 29.4%
(従業員規模5,000人未満 28.0% 5,000人以上 32.2%)
男性の育児休暇は女性と異なり、1年間フルで取得するというようなものは少なく、その取得日数の平均は16.3日となっています。
共働き世帯の増加に加え、イクメンに対する社会的理解の浸透も見られますので、今後は男性の育児休業取得が当たり前の社会になっていくと予想されます。
関連blog記事
2016年8月22日「イクメン化する若手男性従業員の定着には欠かせないワークライフバランスの実現」
http://blog.livedoor.jp/otsuakinori/archives/48182476.html
参考リンク
経済同友会「ダイバーシティと働き方に関するアンケート調査結果」
https://www.doyukai.or.jp/policyproposals/articles/2016/170207a.html
日本生産性本部「2015年度 新入社員 秋の意識調査」
http://activity.jpc-net.jp/detail/mdd/activity001460/attached.pdf
(大津章敬)
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