向井蘭弁護士の【労働紛争予防・解決】超実践講座2017 来週は大阪と福岡で開催
労働紛争を解決するためには裁判例を学習することが多いと思います。しかし、判決文は表面的な記載しかなく、判決文から紛争の背景、従業員の置かれている経済環境、会社の本音、やむを得ず訴訟になった経緯、裁判官の心証、和解の決め手になった出来事・証拠等を判決文から読み取ることは困難です。
現実の紛争を予防するためには労働法規を守るだけでは不十分です。会社と従業員の紛争である以上、感情と感情がぶつかりあうことが多く、労働紛争予防・解決の「真のポイント」を理解することが必要です。また、実際にどのような方法・証拠を使って反論・減額をしているのか理解することは日常の労務管理においてもヒントになりえます。
そこで本講座では、実際に弊事務所が担当した生の事例を、守秘義務に基づいてアレンジした具体的なケースを紹介しながら労働紛争予防・解決のポイントをお伝えします。
向井蘭弁護士の【労働紛争予防・解決】超実践講座2017
弊事務所が担当した実際の紛争事例をケースとして、判決文からは分からない「真のポイント」を解説
講師:杜若経営法律事務所 弁護士 向井蘭氏
(1)解雇・退職
・深刻な紛争に発展するのには理由がある。事前の予測ポイント。
・問題社員の解雇案件。解雇有効前提和解に至った証拠(感覚に訴える証拠が重要)
・解雇有効無効を分けるポイントは何か。多数の懲戒処分でも解雇ができなかった事例・手続きがいい加減でも解雇有効となった事例
・降職により退職することも多い。無理して解雇しないことが重要。
(2)未払い残業代
・残業代の集団請求の金額を減額するテクニック
・ある写真を提出して大幅減額
・意外と多い労働者側の労働記録の改ざん
・弁護士にも依頼しない、組合にも加入しない本人請求事案の解決のコツ
(3)労働組合紛争
・ブラック企業ユニオンの本音と建前
・団体交渉開催場所に関する交渉のコツ
・組合のインターネットによる誹謗中傷攻撃を逆手に取って解決した事例
・不当労働行為が認められる・認められないのポイントは何か。解雇と共通するポイント。
(4)労災
・偽労災と証明できた事例
・億単位のうつ病労災訴訟を低額でまとめた事例
・調査会社の使い方・医師意見書の有用性
(5)セクハラ・パワハラ
・早急に調査し事実であれば速やかに謝罪(謝罪が有効な日本)
・パワハラ証拠ノートの信用性を否定できた事例
・パワハラを否定するためのコツ
[開催会場および日時]
(1)東京会場
2017年9月6日(水)午後1時30分~午後4時30分
名南経営コンサルティング東京支店 セミナールーム(日比谷)
(2)名古屋会場
2017年11月9日(木)午後1時30分~午後4時30分
名南経営コンサルティング本社 セミナールーム34F(名古屋)
(3)大阪会場
2017年10月2日(月)午後1時30分~午後4時30分
エル・おおさか 南1023(天満橋)
(4)福岡会場
2017年10月3日(火)午後1時30分~午後4時30分
福岡朝日ビル 16号室(博多)
[受講料(税別)]
一般 15,000円
LCG特別会員 4,000円 正会員 6,000円 準会員 9,000円
[詳細およびお申し込み]
以下よりお願いします。なお、LCGメンバーのみなさんは会員専用サイト「MyKomon」よりお申し込みをお願いします。
https://www.lcgjapan.com/seminar/sr-mukai20170906/
(大津章敬)
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