パート・アルバイトが上司への信頼を失う最大の原因は「人によって違った対応をする」こと
パートタイマーの採用・定着に悩んでいる管理職は多いのではないかと思いますが、パートタイマーの定着を進めるためには彼らとの信頼関係を築くことがなによりも重要です。そこで今回は、アイデム 人と仕事研究所の「平成29年版 パートタイマー白書」より、このパート・アルバイトとの信頼関係についてのアンケート調査の結果を見てみることにしましょう。
どんなことから上司に信頼感を持つか
パート・アルバイトに、どんなことから上司に信頼感を持つかを聞いたところ、その上位は以下のようになっています。
57.5% 必要なときに助言や手助けをしてくれる
55.9% 業務における指示や判断が的確である
52.9% 挨拶や会話など、日頃から積極的にコミュニケーションをとっている
52.8% 誰にでも分け隔てのない対応をしている
50.1% 言うことと行うことが一致している
43.2% どんなことでも誠実に対処している
40.2% 相談ごとなどの話を真剣に聞いてくれる
どんなことから上司への信頼感が損なわれるか
逆に、どんなことから上司への信頼感が損なわれるかの回答上位は以下のようになっています。
59.3% 人によって違った対応をする
57.0% 言うことと行うことが一致していない
49.2% 業務における指示や判断が的確ではない
46.2% 問題があっても誠実に対処しない
42.3% 必要なときに助言や手助けをしてくれない
41.3% 自分が不利になると部下をかばってくれない
41.1% 約束したことを守ってくれない
いずれも言われれば当然のことかも知れませんが、業種によってはパート・アルバイトの確保は業務継続の絶対条件ということもあろうかと思います。時給を引き上げるだけではなく、こうした点に注意し、彼らとの信頼関係を高める努力が求められています。
参考リンク
アイデム 人と仕事研究所「平成29年版 パートタイマー白書」
https://apj.aidem.co.jp/examine/236/
(大津章敬)
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