大学生の就職内定率は調査開始以降同時期で過去最高の75.2%(2017年10月)

内定率 多くの人事担当者から新卒採用が苦戦しているという話を耳にしますが、その状況は統計でもはっきり出ています。厚生労働省と文部科学省では、平成30年3月大学等卒業予定者の就職内定状況を共同で調査し、先日、平成29年10月1日現在の状況を取りまとめました。そのポイントは以下のようになっています。
全体
大学の就職内定率は75.2%(前年同期比4.0ポイント増)となり、平成9年3月卒の調査開始以降、同時期での過去最高。
○短期大学の就職内定率は、39.4%(前年同期比2.2ポイント減)。
○高等専門学校及び専修学校(専門課程)の就職内定率は、それぞれ94.4%(前年同期比1.3ポイント減)、55.0%(同1.2ポイント増)。
男女別
○男女別では、男子大学生の就職内定率は74.5%(前年同期比5.2ポイント増)、女子は76.0%(同2.4ポイント増)。
文系・理系別
○文系・理系別では、文系の就職内定率は74.4%(前年同期比3.0ポイント増)、理系の就職内定率は78.6%(同7.9ポイント増)。
地域別
○地域別では、関東地区の就職内定率がもっとも高く79.8%。

 この傾向は平成31年3月大学等卒業予定者でも継続することは確実ですので、いまから採用計画のブラッシュアップを進めておきましょう。


参考リンク
厚生労働省「平成29年度大学等卒業予定者の就職内定状況調査(10月1日現在)を公表します」
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000184815.html

(大津章敬)

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