56.2%の従業員がハラスメントを受けた・見聞きしたと回答

ハラスメント いまやハラスメントは解雇を超え、最大の労働トラブルとなっていますが、連合ではその実態を調査しました。この調査は、2017年10月26日~10月27日の2日間、全国の18歳~69歳の有職男女1,000名に対してインターネットにて行われたもの。

 職場で受けた・見聞きしたことがあるハラスメントについての設問への回答は以下のようになっています。
45.0% 「パワハラ」などの職場のいじめ・嫌がらせ
41.4% セクシュアルハラスメント
25.4% ジェンダーハラスメント
21.4% マタニティハラスメント
19.8% ケアハラスメント
13.7% SOGIハラスメント
43.8% あてはまるものはない

 このように、いずれかのハラスメントを受けた、または見聞きしたという回答は56.2%(男女別では女性では58.0%、男性では54.4%)と過半数となっています。改めて、ハラスメントを許さない旨の方針の明確化と研修実施などの対策を進めておきましょう。

 ちなみに職場でハラスメントを受けたことがある人(254名)に、ハラスメントを受けたとき誰に相談したかを質問したところ、41.7%が「どこにも相談しなかった」と回答していることから、相談窓口の周知、運用方法の改善なども進めておきたいところです。


参考リンク
連合「ハラスメントと暴力に関する実態調査」
https://www.jtuc-rengo.or.jp/info/chousa/data/20171116.pdf

(大津章敬)

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