長時間・過重労働に関する相談が最多となった過重労働解消相談ダイヤル
厚生労働省では、11月を「過重労働解消キャンペーン」の月とし、その一環として10月28日(土)に「過重労働解消相談ダイヤル」を実施しました。先日、相談結果がまとめられ公表されましたので、その内容を確認しておきましょう。
今回の無料電話相談「過重労働解消相談ダイヤル」には、合計で367件の相談が寄せられました。相談内容としては、以下のとおりとなりました。
長時間労働・過重労働 136件(37.0%)
賃金不払残業 110件(29.9%)
パワハラ 28件(7.6%)
数年前までは賃金不払残業の問題がかなり大きい印象を受けましたが、昨今は残業代に対する意識は高まり、そもそも時間への意識にシフトしていることが分かります。
なお、相談者は、労働者が最も多く200件となりましたが、労働者の家族からも106件あり、過重労働の問題は労働者本人のみの問題ではなく、家族も含めた対応が必要になっています。
これらの相談のうち、労働基準関係法令上、問題があると認められる事案については、相談者の希望を確認した上で労働基準監督署に情報提供を行い、監督指導を実施するなど、必要な対応が行われることになっています。
参考リンク
厚生労働省「「過重労働解消相談ダイヤル」の相談結果を公表します 」
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000144103.html
(宮武貴美)
http://blog.livedoor.jp/miyataketakami/
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