協会けんぽ 被扶養者資格の再確認で18億円の負担減に
2016年6月8日のブログ記事「6月10日より始まる協会けんぽの被扶養者資格の再確認の実施方法」で取り上げたように、昨年も協会けんぽの被扶養者資格の再確認が実施されました。この再確認を実施した結果が、先月協会けんぽから公表されましたので、その内容を確認しておきましょう。
■結果
被扶養者資格の再確認を行った結果、被扶養者から除かれた被扶養者は約7.6万人(平成29年10月末現在)となり、削除による効果としては、高齢者医療制度への負担額が18億円程度が軽減されることが見込まれています。
■削除となった主な理由
被扶養者から削除された理由は「就職したが削除する届出を年金事務所へ提出していなかった。」というものが大半を占めたとのことですが、収入超過による削除についてもあったとのことです。
家族が被扶養者に該当するときは従業員から申出が行われますが、一方の該当しなくなったときは、なかなか申出がなかったりするものです。また、気づいたら被扶養者に該当しない程度の収入があったということもあります。従業員に被扶養者の範囲を伝えるとともに、定期的な確認に協力をしていくことが求められます。
関連blog記事
2016年6月8日「6月10日より始まる協会けんぽの被扶養者資格の再確認の実施方法」
https://roumu.com
/archives/52106252.html
参考リンク
協会けんぽ「事業主・加入者のみなさまへ「平成29年度被扶養者資格の再確認にご協力ありがとうございました」」
http://www.kyoukaikenpo.or.jp/home/g5/cat590/29122001
(宮武貴美)
http://blog.livedoor.jp/miyataketakami/
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