取引先からの饗応への問題意識が低下する新入社員
先日よりご紹介している日本生産性本部「2017年度 新入社員 秋の意識調査」の中で気になる結果がありましたので、本日はそれを取り上げます。
その設問は「あなたが発注者の立場であれば、取引先からお中元やお歳暮や食事などを受け取ることは問題がない」というものなのですが、その結果は以下のとおりとなっています。
そう思う 64.5%
そう思わない 35.5%
ここで問題なのは過去からの推移です。グラフを見るとよく分かりますが、「そう思う」との回答は年々増加を続けていますが、今回は前年同期比で13.7ポイントと大幅増になっていることです。また春の調査からも29ポイントの大幅増となっており、発注者として取引先から饗応を受けることへの問題意識の低下が著しくなっているのです。これは様々な社内不正への要因ともなることから、研修などによりしっかりと意識付けを行っておく必要がある状態と考えられます。
参考リンク
日本生産性本部「2017年度 新入社員 秋の意識調査」
https://activity.jpc-net.jp/detail/mdd/activity001530.html
(大津章敬)
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