今春入社の新入社員「残業が少なく、趣味などに時間が使える職場」希望が過去最多の75.9%

残業 若い世代が残業を嫌う傾向がますます強くなっているようです。日本生産性本部は先日、毎年恒例の「新入社員 春の意識調査」の2018年度結果を公表しました。この調査は、2018年春に同本部が実施した新入社員教育プログラム等の参加者を対象に実施されてもので、有効回答数は1,914通となっています。

 これによれば残業に関する意識を問う設問の回答は以下のようになっています。
24.1% 残業は多いが、仕事を通じて自分のキャリア、専門能力が高められる職場
75.9% 残業が少なく、平日でも自分の時間を持て、趣味などに時間が使える職場

 この75.9%という結果は、1998年の設問開始以来最高となっています。まだ職場に配属されていない新入社員を対象とした調査ではありますが、トレンドとしてはますます時間外労働を避ける傾向にあるのは間違いないようです。残業や休日出勤が前提の職務設計では、人材の採用や定着において大きなマイナスとなる時代になっています。


参考リンク
日本生産性本部「2018年度 新入社員 春の意識調査」
https://activity.jpc-net.jp/detail/ird2/activity001536.html

(大津章敬)

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