仕事のやりがいの最大の要因は「お礼や感謝の言葉をもらうこと」
社員のモチベーションを如何に高めるかということを日頃から考えている経営者や管理者の方は多いでしょう。そんなみなさんに参考にしていただきたい調査結果をご紹介したいと思います。
エン・ジャパンは先日、「9,000名に聞く「仕事のやりがいと楽しみ方」調査」の結果を公表しました。これによれば、対象者の96%が「仕事において、やりがいは必要だと思う」と回答しています。当たり前のことですが、多くの社員は仕事においてやりがいを求めていることがわかります。
それではどのようなことにやりがいを感じるのでしょうか?「仕事において、やりがいを感じることを教えてください」という質問についての男女別のトップ5は以下のようになっています。
■男性
56% お礼や感謝の言葉をもらうこと
50% 仕事の成果を認められること
50% 目標を達成すること
46% 自分の成長を感じること
46% 仕事をやり遂げること
■女性
69% お礼や感謝の言葉をもらうこと
63% 仕事の成果を認められること
51% 自分の成長を感じること
49% 目標を達成すること
48% 仕事をやり遂げること
順位に若干の差はありますが、上位5項目は共通しており、いずれも「お礼や感謝の言葉をもらうこと」が1位、「仕事の成果を認められること」が2位となっています。一方、男女別で比較した際、女性の回答が男性より10ポイント以上高かったのは「お礼や感謝の言葉をもらうこと」(男性56%、女性69%)、「仕事の成果を認められること」(同:50%、63%)、「自分の成長を感じること」(同:41%、51%) 「尊敬できる人と一緒に仕事をすること」(同:21%、34%)。特に女性は仕事において、大きな裁量権や新たな仕事への挑戦よりも、成長感や肯定感を感じられるかを重視していることが分かります。
こうした結果も参考にしながら社員との関係を見直しておくことが求められます。
参考リンク
エン・ジャパン「9,000名に聞く「仕事のやりがいと楽しみ方」調査」
https://corp.en-japan.com/newsrelease/2018/14502.html
(大津章敬)
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