大卒新入社員の31.8%が3年以内に離職
新卒採用も激戦が続いていますが、大きな苦労をして採用した新卒社員が早期退職してしまっては、苦労も水の泡です。しかし、現実には一定以上の新卒社員が早期退職している現状が見られます。そこで今回は平成27年3月に卒業した新規学卒就職者の就職後3年以内の離職状況の厚生労働省の調査結果を取り上げましょう。
これによれば、学歴別の新規学卒就職者の就職後3年以内離職率は以下のようになっています。
大学 31.8% (▲0.4P)
短大など 41.5% (+0.2P)
高校 39.3% (▲1.5P)
中学 64.1% (▲3.6P)
※ ( )内は前年比増減
昔からよく七五三といわれるこの3年以内離職率ですが、過去の推移を見ると中学生、高校生では少し改善しているものの、大学生はなかなか改善しません。またこの数値は採用環境に大きく影響を受けますので、今後、離職率は増加傾向となると思われます。改めて社員の早期退職に繋がらないよう若手社員の面談などの対策を進めましょう。
参考リンク
厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況(平成27年3月卒業者の状況)を公表します」
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000177553_00001.html
(大津章敬)
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