10月5日から変更となる社会保険の電子通知書等
2020年4月から大企業は社会保険の手続きについて電子申請で行うことが義務化されます。それに先立ち、日本年金機構より電子申請の機能を改善することが案内されました。その具体的内容は以下の2点です。
システムによる自動チェックの追加
電子申請の届書にかかるシステムによる自動チェックが追加され、これまで目視による確認および記入もれ等による返戻作業が自動化されます。これにより事務処理の迅速化が見込まれます。
電子通知書のレイアウト変更
電子通知書(健康保険・厚生年金保険被保険者資格取得確認および標準報酬決定通知書等)について、現在、1枚に複数名が記載されているものを、被保険者1名ごとの通知書にレイアウトに変更されます。これにより通知書等を印刷して、従業員に渡すことができます。
なお、事業主には、標準報酬月額の決定または改定があったとき等には被保険者等にその内容を通知することが義務付けられています。
対応は2019年10月5日からということであり、現在、日本年金機構のホームページでは各申請書のチェック項目が分かる資料が掲載されています。
関連blog記事
2018年8月20日「大企業で義務化される社会保険手続きと進む法令整備」
http://blog.livedoor.jp/roumucom/archives/52156519.html
参考リンク
日本年金機構「【社会保険関係手続】電子申請の機能改善について」
https://www.nenkin.go.jp/denshibenri/setsumei/20190820.html?fbclid=IwAR1OudV7mymW-bHk_O8FMQ8bOLRBKCP53R1x80Dk-rs17FmylHOCvOrdV7g
日本年金機構「被保険者への通知」
https://www.nenkin.go.jp/service/kounen/jigyonushi/sonota/20120330-04.html
(宮武貴美)
http://blog.livedoor.jp/miyataketakami/