41%の社員が副業を希望 仕事満足度の高い社員の方が高い希望率に

 政府として副業・兼業を推進しようとしており、今後、労働時間の通算ルール見直しなどの議論が行われることになっていますが、実際の労働者側の意向はどのような状況になっているのでしょうか。本日は、エン・ジャパンが同社の「エン転職」を利用するユーザーを対象に実施した「副業」についてのアンケート結果(回答数:10,207名)を見てみることにしましょう。

 副業については、41%が「希望している」(希望している:18%、どちらかといえば希望している:23%)と回答していますが、面白いのは仕事満足度によって差があることです。「仕事満足度が高い」人のうち、副業希望者は53%であるのに対し、「仕事満足度が低い」と答えた人は37%と、16ポイントの差が出ています。

 この理由までは分析できていませんが、仕事への満足度が高い、よい仕事ができている社員の方が副業の希望が高いということは今後の人材囲い込み戦略の中で副業容認も大きなポイントになってくるのかも知れません。


参考リンク
エン・ジャパン「1万人が回答!「副業」実態調査」
https://corp.en-japan.com/newsrelease/2019/18965.html

(大津章敬)