女性の95%が「副業に興味がある」と回答

 政府の副業兼業解禁という方針が示されてから、ある程度の時間が経過しましたが、最近はこのテーマについて耳にする機会も増えています。そこで、今回はエン・ジャパンが女性を対象に実施した「副業」をテーマにアンケートの結果(回答数541名)を取り上げます。
(1)副業に興味はありますか?

 95% 興味がある
  5% 興味がない 

(2)副業に興味をもっている理由

 58% 本業の収入だけでは生活費が足りないから
 58% 自由にできるお金が欲しいから
 47% 老後資金を貯めたいから
 42% 空き時間を有効利用したいから
 41% 収入の柱が複数あると安心だから
 30% 趣味や好きなことでお金を稼ぎたいから
 26% いろいろな仕事を経験したいから
 20% スキルを身につけたい/磨きたいから
 13% キャリアを広げたいから
 12% 残業が少なくなったことで収入が減ったから

 このように女性の95%が副業に興味を持っているという結果となりました。実際に48%が「副業経験がある」と回答しており、現場レベルではかなり副業が定着しつつあることが分かります。近年は働き方改革で残業削減が進み、結果的に収入が減少し生活が苦しいという話を耳にすることも増えており、今後は企業としても従業員の副業をどのような形で認めるのという議論を本格化していく必要がありそうです。また採用時の条件として「副業可」とすることで、エントリー増を期待できるのかも知れません。
※回答者の属性が示されていないため、回答者のすべてがフルタイム正社員とは限りませんのでご注意ください。


参考リンク
エン・ジャパン「女性500名に聞く「副業」実態調査」
https://corp.en-japan.com/newsrelease/2019/20299.html

(大津章敬)