社会保険関係の手続きは、電子化が進められていますが、労働安全衛生法に関する手続きは、紙での届出となっています。これに関して、厚生労働省は、今日（2019年12月2日）から、安全衛生関係で労働基準監督署へ報告する4つの届出等について、インターネット上で作成できる仕組み「労働安全衛生法関係の届出・申請等帳票印刷に係る入力支援サービス」の提供を始めたことを公表しました。

　対応している届け出・申請は以下のとおりですが、作成した過去のデータを保存することで、入力を簡素化し、会社の利便性を向上するとともに、誤入力・書類の添付忘れを防ぐことも目的としているようです。
1.総括安全衛生管理者・安全管理者・衛生管理者・産業医選任報告
2.定期健康診断結果報告書
3.心理的な負担の程度を把握するための検査結果等報告書
4.労働者死傷病報告（休業４日以上）

　ただし、あくまでも入力を支援するものであり、申請や届出をオンライン化するものにはなっていません。作成した帳票は、必ず印刷のうえ、所轄の労働基準監督署への提出が必要となります。

↓「労働安全衛生法関係の届出・申請等帳票印刷に係る入力支援サービス」はこちらから！
https://www.chohyo-shien.mhlw.go.jp/

参考リンク
厚生労働省「労働基準監督署への報告書類（安全衛生関係）は、12月２日からインターネット上で作成できるようになります」
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_08054.html

(宮武貴美)
http://blog.livedoor.jp/miyataketakami/

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