本日より送付開始!話題の「ねんきん特別便」は訂正有無に関わらず返答が必要
先の参議院選挙の最大の争点となった年金問題ですが、ここに来て、5000万件の宙に浮いた年金記録のうち、約4割が照合困難ということが判明し、マスコミでも再び大きく取り上げられるようになっています。このブログでも「年金騒動を斬る」として弊社小山の連載を行っていますが、社会保険庁では、記録が結びつく可能性のある方に対し、本日から「ねんきん特別便」を送付することになっています。
この「ねんきん特別便」ですが、左画像(クリックして拡大)にあるように、加入記録の訂正有無に関わらず、社会保険業務センター宛に返送をする必要があります。訂正がある場合は、送付されてきた年金加入記録照会票に記載することで、返送後に社会保険業務センターが調査・確認を行ない、記録の統合をすることになります。なお、名寄せの結果、結びつく記録がないと思われる方へのお知らせも来年4月以降にねんきん特別便として送付されることが決まっています。
この取扱いに関する社員からの問い合わせも今後予想されるため、概要については押えておきたいものです。
関連blog記事
2007年12月15日「年金騒動を斬る(4)年金制度の課題」
https://roumu.com
/archives/51195457.html
2007年12月9日「年金騒動を斬る(3)年金の誤解を解く」
https://roumu.com
/archives/51189244.html
2007年11月14日「年金騒動を斬る(2)年金のそもそも論」
https://roumu.com
/archives/51163911.html
2007年11月11日「年金騒動を斬る(1)」
https://roumu.com
/archives/51156740.html
参考リンク
社会保険庁「「ねんきん特別便」をお送りします」
http://www.sia.go.jp/top/kaikaku/kiroku/tokubetsubin/index.html
厚生労働省「「ねんきん特別便」の通知書様式等について」
http://www.sia.go.jp/top/kaikaku/kiroku/071120nenkin.html
(宮武貴美)
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