セミナー「2022年から本格的に始まる「年金制度改正法」の概要と現場実務への影響」東京・大阪・オンラインで開催

 年金制度改正法により、社会保険の短時間労働者への適用が、2022年10月に100人超規模の企業まで、そして2024年10月には50人超規模の企業まで拡大されることとなりました。今後、中小企業とそこで働く短時間労働者においてはコスト負担の増大と、働き方への影響が予想されています。またそれ以外にも、60歳台前半の在職老齢年金における支給停止額の変更、受給開始時期の選択肢の拡大なども行われ、高齢者の賃金設計等の実務や個人の働き方の選択肢にも大きな影響を与えることとなります。このように今回の年金制度改正法は顧問先事業所に対する影響も大きく、顧問先事業所の従業員への影響も考えて実務面での対応準備が必要になります。

 また年金制度が改正される度に、「中小企業の現場(の大変さ)を知らないから」という声が聞かれますが、社会保険労務士としては少子高齢化が収まらない日本において持続可能な年金制度を維持するために、年金部会でどのような議論が行われて、この結論に至ったのかを理解しておくことも重要です。

 そこで今回、厚生労働省社会保障審議会年金部会臨時委員として、この法改正の議論に携わられたオフィスモロホシ社会保険労務士法人 代表の諸星裕美先生を講師にお迎えして、今回の年金制度改正法の議論の中身と、その実務への影響を聞ける場を設けることとしました。専門家として、法律の前提となっている考え方を理解することで、実務においてもより実践的なアドバイスができるようになることを目指したいと思います。是非ご参加ください。
※社会保険労務士以外のみなさまもお申込みいただけます。
年金制度改正法の全体概要はこちら
https://www.mhlw.go.jp/content/12500000/000636611.pdf


2022年から本格的に始まる「年金制度改正法」の概要と現場実務への影響
 中小企業に大きな影響が予想される大改正の背景と影響、実務を理解する3時間
講師:諸星裕美氏
    オフィスモロホシ社会保険労務士法人 代表
    社会保険労務士・キャリアコンサルタント 


(1)年金制度改正法の全体像と今後の実務・提案における注意点
(2)審議会(年金部会)での議論の経緯 ~2019年財政検証結果で流れが変わった
(3)「被用者保険の適用拡大」という最大の論点の議論とその影響
(4)高齢期の就労と年金制度の在り方、企業・従業員への影響
(5)意外と実務に影響があった「その他の制度改正事項」
(6)議論の整理結果と年金制度改正法に附帯された事項とは?
 ※政省令などが出揃っていない可能性がありますが、講演時点での最新情報に基づきお話いただきます。

[開催会場・日時]
東京会場
2020年9月8日(火) 13:30~16:30
 名南経営コンサルティング東京事務所 セミナールーム(神保町)
大阪会場
2020年9月2日(水) 13:30~16:30
 梅田センタービル 16F H会議室(梅田)
オンライン
2020年9月下旬公開予定 
※9月8日東京会場で撮影した動画を配信します。

[新型コロナウイルス対策について]
 新型コロナウイルスの感染状況の推移等により、急遽会場での開催を中止とし、オンライン配信のみとなる場合がございますのでご了承ください。なお、会場での新型コロナウイルス対策については以下をご確認ください。
https://lcgjapan.com/2020/07/13/seminar-covid19/

[オンライン受講の内容]
 ライブ配信ではなく、収録した動画をご都合のよいときにご覧いただけるオンデマンド配信を行います。動画の準備ができましたら、外部配信システム(Vimeo)の視聴用のURLをメールでお送りします。また、レジュメについてもPDFファイルでダウンロードしていただけるようにします。なお、視聴期限は2020年12月28日までとさせていただきます。

[講師プロフィール]
諸星裕美氏
 オフィスモロホシ社会保険労務士法人 代表
 社会保険労務士・キャリアコンサルタント 

 大学在学中に社会保険労務士資格をとり、大学卒業と同時に一般企業のOLとして勤務、その後社労士事務所に20年勤務して、平成16年に独立開業。就業規則作成などの労務管理を中心に企業のトップや総務担当者の相談に多数応じる。その過程で人事担当者から採用や人材育成に関わる本音を聞く機会が多く、また1度家庭に入った女性が再び就職を目指すための支援体制がない事も痛感したため、企業での各種社員教育研修及び人事管理制度構築のほか、再就職支援など、多彩なプログラムを提供できるよう株式会社エムキャリアサポートを設立している。

 平成20年4月に、社会保険労務士として初めて、厚生労働省内にある社会保険審査会委員に1期3年間従事した後、更にパワーアップして現職に戻り、現場で労務コンサルを手掛ける傍ら、様々な分野に関わるセミナーを行う活動をしている。

 現在は、社会保障審議会年金部会臨時委員、日本私立学校振興・共済事業団共済審査会の委員(公益代表)を務めるほか、厚労省委託事業関連の各種事業(職務分析・職務評価/多様な働き方/派遣に関わる公正な待遇/中途採用マッチングなど)において本委員会の委員を複数拝命している。

[受講料(税別)]
一般 15,000円
LCG特別会員 3,000円 正会員 6,000円 準会員 9,000円
※会場での受講の場合1人あたり、オンライン(オンデマンド配信)での受講の場合1事務所あたりとなります。

[お申し込み]
 以下よりお願いします。なお、LCG会員のみなさまは会員専用ページ「MyKomon」よりお申し込みをお願いします。
https://lcgjapan.com/seminar/morohoshi20200902/