話題の在宅勤務手当 1,000人以上企業の23.1%が導入

 新型コロナの感染拡大による在宅勤務の導入に伴い、在宅勤務手当を支給するという事例が見られています。本日は、産労総合研究所の「第8回 人事制度等に関する総合調査」の中から、在宅勤務手当の導入状況について見てみることにしましょう。

 その結果は以下のようになっています。
調査計
制度あり 9.3% 導入予定 6.6%
1,000人以上
制度あり 23.1% 導入予定 17.9%
300~999人以上
制度あり 6.5% 導入予定 3.2%
299人以下
制度あり 4.9% 導入予定 3.7%

 このように全体では、9.3%の導入となっていますが、1,000人以上規模に限定すると23.1%となっており、企業規模により大きな差があることが明らかになりました。もっとも全体の9.3%という結果は、予想以上に多いと言えるのではないでしょうか。在宅勤務については、企業によって導入が二極化している印象ですが、今後、積極的に取り入れる企業の多くでは、在宅勤務手当の支給が増えると予想されます。


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2021年2月25日「92.3%の企業が在宅勤務の生産性が職場勤務よりも低いと回答」
https://roumu.com/archives/106408.html

参考リンク
産労総合研究所「第8回 人事制度等に関する総合調査」
https://www.e-sanro.net/share/pdf/research/pr_2102.pdf

(大津章敬)