拡大する企業規模による初任給の差、大卒で24,796円

2026年7月12日の記事「2026年の大卒初任給の平均は前年比4.86%増の250,880円」で取り上げた産労総合研究所の「2026年度 決定初任給調査」ですが、そのデータを詳細に見ていくと、企業規模によって初任給水準に大きな格差が出ていることが分かります。
(1)大学卒(事務・技術)
大企業 265,632円(前年比+14,115円)
中堅企業 252,502円(前年比+13,194円)
中小企業 240,836円(前年比+9,018円)
(2)大学院卒(修士)
大企業 290,941円(前年比+15,404円)
中堅企業 276,276円(前年比+15,153円)
中小企業 255,159円(前年比+8,752円)
(3)高校卒(事務・技術)
大企業 221,783円(前年比+14,013円)
中堅企業 213,501円(前年比+14,760円)
中小企業 202,523円(前年比+10.513円)

このように大企業と中小企業の初任給平均額の差を見ると、大学卒で24,796円、修士で35,782円、高校卒で19,260円の差が生じています。大卒初任給といえば、少し前まで企業規模に関わらず20万円程度という時代が長く続いていましたが、ここ数年のベースアップ、初任給改定で大きな差が生じるようになっています。中小企業の賃上げ余力がかなり厳しい状態になっていることを考えると、この差は更に拡大していくことが予想されます。


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2026年7月12日「2026年の大卒初任給の平均は前年比4.86%増の250,880円」
https://roumu.com/archives/132424.html

参考リンク
産労総合研究所「2026年度 決定初任給調査(2026/7/6)」
https://www.sanro.co.jp/news/n127059.html

(大津章敬)