日本経団連「ホワイトカラーエグゼンプションに関する提言」
昨日のblogで「日本経団連 2005年規制改革要望を発表」という記事を掲載しましたが、本日はその続きになります。この改革要望書の発表と同じ21日に同じ日本経団連から「ホワイトカラーエグゼンプションに関する提言」という資料が発表されました。
ホワイトカラー・エグゼンプションについては当社の労働時間専門チームがこれまで何度かこのblogでも取り上げていますが、今後の労働時間法制の見直しの中で、もっとも大きな変革になる議論です。まだまだあまり一般的になっていないこの制度ですが、本提言書では、現在の日本におけるホワイトカラーにおける労働時間と成果の把握の問題、裁量労働制を中心としたみなし労働時間制の問題、管理監督者の労働時間等適用除外の問題点を完結にまとめた上で、ホワイトカラーエグゼンプション制度の新設に関する具体的な提案がなされています。近年のホワイトカラーを取り巻く労働時間の論点が非常に分かりやすく、まとめられています(全19ページ)ので、非常に参考になります。是非以下よりダウンロードして、ご一読下さい。
http://www.keidanren.or.jp/japanese/policy/2005/042/teigen.pdf
(大津章敬)