89.4%の企業が職場の分煙・禁煙を実施

89.4%の企業が職場の分煙・禁煙を実施 先日、ジョンソン・エンド・ジョンソンより「新社会人の喫煙意識調査」の結果が発表されました。この調査は、同社が今年の4月から5月にかけて、今春、企業に就職した新社会人500名を対象に行ったもの。この中に職場の喫煙環境について聞いた項目がありますので、まずはこの結果を見てみることにしましょう。これによれば、全体の89.4%の企業において、分煙もしくは完全禁煙の環境が整備されているという結果が出ています。その内訳は以下および左グラフ(クリックして拡大)のとおり。ちなみにこの回答は従業員規模で見た場合も差異が見られなかったということですので、企業規模に関わらず、分煙・禁煙の環境整備が進められていることが分かります。
「喫煙スペースがありそこでしか喫煙できない」 35.2%
「禁煙スペースと喫煙スペースが完全に分かれた分煙」 22.4%
「社内は全面禁煙」 22.2%
「勤務時間中はどこにいても禁煙」 6.4% 
「社屋内外とも全面禁煙」 3.2%


 こうした禁煙環境の整備された企業に対しては新入社員のイメージは良好で、また会社選びの際に、「オフィスの禁煙」が重要なポイントになったという回答が25.2%もあったことを思うと、社員の健康管理だけではなく、採用における良好な企業イメージ作りにも禁煙環境の整備が求められているということが出来るのかも知れません。7月1日にデビューする東海道新幹線N700系も喫煙コーナー以外全車禁煙になるそうですが、喫煙者にとってはますます肩身の狭い時代になってきました。



関連blog記事
2006年6月8日「一段と進められる健康増進法による喫煙対策」
https://roumu.com
/archives/50592250.html


参考リンク
ジョンソン・エンド・ジョンソン「新社会人の喫煙意識調査」
http://www.jnj.co.jp/group/press/2007/0524/index.html


(大津章敬)


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