年末の大企業賞与妥結額平均は897,341円 前年同季比プラスも伸びは大幅鈍化

年末の大企業賞与妥結額平均は897,341円 先日、日本経団連より「2007年年末賞与・一時金大手企業業種別妥結状況(第2回集計)」の資料が発表されました。調査対象は主要21業種・大手268社(東証一部上場、従業員500人以上が原則)で、今回の第2回集計(11月21日)では、妥結済みで集計可能な21業種129社のデータ集計となっています。


 これによれば今年の年末の大手企業の賞与妥結額平均は、897,341円となり、昨年同季の891,718円よりも額で5,623円、率で0.63%上回るという結果(画像はクリックして拡大)になったことが明らかになりました。第1回集計の際のブログ記事(2007年10月25日「年末の大企業賞与妥結額平均は901,031円 前年同季比プラスも伸びは大幅鈍化」)では、過去数年に比較すると伸び率は明らかに鈍化していると解説しましたが、その際よりも更に伸び率が鈍化という結果になりました。これは業績賞与制度の導入がある程度落ち着いたということに加え、支給水準が高かった団塊の世代の退職、企業の雇用形態の多様化の進展なども原因として考えられるのではないでしょうか。ちなみに製造業の平均は908,564円(前年同季比プラス0.69%)、非製造業の平均は836,194円(前年同季比プラス0.27%)となっています。



関連blog記事
2007年11月19日「都内労働組合の年末賞与の平均は783,117円(3.10%増)」
https://roumu.com
/archives/51164538.html

2007年10月25日「年末の大企業賞与妥結額平均は901,031円 前年同季比プラスも伸びは大幅鈍化」
https://roumu.com
/archives/51139995.html

2007年10月4日「東証第1部上場企業の2007年冬季賞与は5年連続増加の748,621円」
https://roumu.com
/archives/51111046.html

2007年8月1日「都内労働組合の2007年夏季賞与が10年振りに80万円を超える」
https://roumu.com
/archives/51032535.html

2007年7月19日「今夏の大企業賞与妥結額平均は910,286円(プラス3.01%)~日本経団連最終集計」
https://roumu.com
/archives/51023086.html

2006年10月26日「2006年年末賞与 大手企業の平均は2.75%プラスの878,071円」
https://roumu.com
/archives/50772051.html


参考リンク
日本経団連「2007年年末賞与・一時金大手企業業種別妥結状況(第2回集計)」
http://www.keidanren.or.jp/japanese/policy/2007/094.pdf


(大津章敬)


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