2009年1月の「人事労務のお仕事カレンダー」
あけましておめでとうございます。今年も労務ドットコムブログをよろしくお願いします。さて、昨年の秋以降からの金融不安や雇用情勢の悪化により、人事労務問題が突如として脚光を浴びる事態となりましたが、今年はどのような年になるのでしょうか。当面はこの状況が続く、もしくは更に悪化すると予想されますが、できるだけ早いタイミングで好転の兆しが見えることを願いたいものです。
さて、人事労務に携わるみなさんにとっては年末調整が終わって、お正月はつかの間の休息といった方も多かったのではないかと思いますが、ここから春先にかけてが繁忙期で、まだまだホッと息もつけない日々が続くのではないでしょうか。3ヶ月後の4月には学卒者が入社してきますが、そろそろ2010年4月入社組の採用活動も本格化してきます。説明会の内容や選考のスケジュールなども詰めておきたいところです。また4月に人事制度改定を計画されている企業のみなさんは、ここからが労働組合との交渉の大詰めというところも多いのではないでしょうか。春闘の準備といい、本当に忙しい時期になりますので、体調にはお気をつけ下さい。
[1月の主たる業務]
1月13日(火) 一括有期事業開始届(建設業)届出
主な対象事業:概算保険料160万円未満でかつ請負金額が1億9000万円未満の工事
参考リンク:大阪労働局「一括有期事業」
http://osaka-rodo.go.jp/hoken/seido/kosin/yuki/index.html
1月21日(月)源泉所得税の特例納付(2008年7月~12月)
参考リンク:国税庁「源泉所得税の納付期限と納期の特例 」
http://www.nta.go.jp/taxanswer/gensen/2505.htm
2月2日(月)12月分健康保険・厚生年金保険料の支払
参考リンク:社会保険庁「費用の負担」
http://www.sia.go.jp/seido/iryo/iryo12.htm#2
山形社会保険事務局「社会保険料は納期内に納入しましょう」
http://www.sia.go.jp/~yamagata/kenpokounen/noukinainounyuunoonegai.html
2月2日(月)労働者死傷病報告書の提出(休業4日未満の10月から12月分の労災事故について報告)
参考リンク:徳島労働局「労働者死傷病報告の提出について」
http://www.tokushima.plb.go.jp/eisei/eisei/eisei01.html
福岡労働局「安全衛生関係様式」
http://www.fukuoka.plb.go.jp/22yoshiki/yoshiki02/index.html
2月2日(月)税務署へ法定調書(源泉徴収票・報酬等支払調書・配当・剰余金の分配支払調書・法定調書合計表)の提出
参考リンク:国税庁タックスアンサー「法定調書」
http://www.nta.go.jp/taxanswer/hotei/houtei3.htm
国税庁「法定調書関係の手続を調べる・用紙を入手する」
http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinsei/annai/hotei/mokuji.htm
2月2日(月)市区町村への給与支払報告書の提出
提出先:受給者のその年の翌年1月1日現在の住所地の市区町村
参考リンク:広島市「給与支払報告書《総括表(一般様式・広島市様式)》の記入例」
http://www.city.hiroshima.jp/www/contents/0000000000000/1111034709461/index.html
[トピックス]
平成21年1月1日より出産育児一時金が38万円に引き上げられます
健康保険の被保険者やその被扶養者が出産したときに支給される一時金は、これまで35万円とされていましたが、平成21年1月から産科医療補償制度に加入する医療機関等において出産したときは、産科医療補償制度に係る費用が上乗せされ38万円となります。このことから、出産育児一時金が38万円に引き上げられることになっています。
関連blog記事:2008年12月9日「平成21年1月1日より出産育児一時金が38万円に引き上げ」
https://roumu.com
/archives/51463116.html
参考リンク:協会けんぽ「出産育児一時金(家族出産育児一時金)の支給額が変わります。(平成21年1月から)」
http://www.kyoukaikenpo.or.jp/8,6412,39.html
財団法人日本医療機能評価機構
http://www.sanka-hp.jcqhc.or.jp
[今月のアクション]
2009年4月入社組内定者への情報提供
いよいよあと3ヶ月で学卒者が入社してきます。入社までの研修内容について連絡をとっておき、会社のことをよく知ってもらうようにしていくことが望まれます。また、内定直後は人事担当者とのつながりが中心でしたが、ここからは先輩となる社員との接触の機会をつくりたいものです。
参考リンク:厚生労働省「新規学校卒業者の採用内定取消しへの対応について」
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2008/11/h1128-2.html
2010年4月入社組の採用活動の準備
今春の新入社員の受け入れ準備と同時に、その1年後である2010年4月入社組の採用活動の準備も本格化させる必要があります。選考スケジュールを確認し、会場手配など漏れがないか確認をしておきましょう。
(福間みゆき)
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