日本経団連調査の大企業冬季一時金の第一回集計結果は△15.91%の747,282円
2009年8月15日のブログ記事「日本経団連調査の大企業夏季一時金の最終集計結果は1959年の調査開始以来最大の落ち込み」でも取り上げたとおり、今年の夏季賞与は不況の影響から大幅減という結果になりました。冬季賞与についても厳しい結果となることが予想される中、先日、日本経団連より2009年年末賞与・一時金 大手企業業種別妥結状況の第1回集計(2009年10月28日現在)が発表さて増した。本日はこの結果について取り上げましょう。
この調査の対象は主要21業種・大手253社で、東証一部上場、従業員500人以上が原則。今回の集計では妥結し、平均額が判明している99社の集計結果となっています。これによれば今冬の大手企業のボーナスの平均妥結額は747,282円という結果(画像はクリックして拡大)となりました。昨年同季の実績は904,885円でしたので、△15.91%の大幅減。特に製造業は落ち込みが大きく、△18.53%の737,063円となっています。各種統計においては指標の改善傾向が見られるものの企業業績回復の足取りは重く、冬季賞与についても厳しい結果が予想されます。
関連blog記事
2009年8月15日「日本経団連調査の大企業夏季一時金の最終集計結果は1959年の調査開始以来最大の落ち込み」
https://roumu.com
/archives/51600239.html
2009年7月29日「都内労働組合の夏季賞与 最終集計結果は671,606円と前年比13.25%の大幅減」
https://roumu.com
/archives/51595885.html
2009年7月8日「連合調査の夏季一時金 第5回回答集計の平均回答額は前期実績より11.9%減の619,031円」
https://roumu.com
/archives/51583446.html
参考リンク
日本経団連「2009年年末賞与・一時金 大手企業業種別妥結状況(第1回集計:2009年10月28日現在)」
http://www.keidanren.or.jp/japanese/policy/2009/092.pdf
(大津章敬)
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