毎年取り上げている日本経団連の「春季労使交渉・中小企業業種別回答一覧」ですが、先日、第１回集計（2011年4月27日時点)が公表されました。

　この調査の対象は、原則として従業員数500人未満、17業種742社で、今回の第１回集計では妥結済で集計可能な122社のデータを集計したもの。これによれば今春の中小企業の賃上げ妥結額は総平均で3,884円（1.48％）となり、昨年の4,028円（1.54％）と比較すると額で144円、率で0.06ポイントのマイナスとなりました。一昨年に大幅なマイナスとなり、昨年はそこから若干改善が見られていたのですが、今年は再度マイナスになっています。これを更に業種別で見ると、製造業では4,216円（1.59％）、非製造業では2,720円（1.09％）となっています。

関連blog記事
2010年6月24日「日経連調査の中小企業賃上げ 第3回集計の平均金額は3,842円(1.52％)」
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2010年6月21日「日本経団連の2010年大手企業賃上げ調査 最終集計結果は5,886円(1.86％)」
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2010年5月27日「日経連調査の中小企業賃上げの平均金額は3,808円(1.50％)」
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2010年5月13日「中小企業の賃上げ 連合第4回集計では3,841円(1.52％)」
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参考リンク
日本経団連「2011年春季労使交渉・中小企業業種別回答一覧(第一回集計：2011年4月27日)」
http://www.keidanren.or.jp/japanese/policy/2011/037.pdf

(大津章敬)

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