4月より一本化される労災保険給付の支払通知

4月より一本化される労災保険給付の支払通知方法 労災保険は業務上もしくは通勤途上のケガや病気に対し、保険給付を行う公的保険制度です。この労災保険は労働基準監督署の管轄となっており、保険給付による支払が決定したときには、原則として、管轄の労働基準監督署から支払決定通知が行われ、振込については厚生労働省から支払振込通知がなされています。このため、受給者にとっては通知元が異なる各々の通知書を確認する必要がありました。今回、4月よりこの通知書を一本化する予定である旨が厚生労働省から発表されました。

 具体的には、労災保険からの支給有無、そして支給される場合にはその額が記載された支給決定通知と、保険支給等の振込手続きが行われたことが記載された支払振込通知が一体となったはがきが厚生労働省から送付されることとなりました。通知されるはがきは、画像のとおりであり、今年の4月以降の支給から変更される予定となっています。

 なお、支給決定通知と支払振込通知のあて先が別々となる給付や銀行振込ではない支給等については、対象外となるとのことです。


関連blog記事
2011年5月2日「5月より変更が予定される労災保険給付等の振込通知書」
https://roumu.com
/archives/51843555.html

参考リンク
厚生労働省「労災保険給付等の振込通知書の変更について」
http://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/rousaihoken05/

(宮武貴美)

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