20%超の新入社員が就職活動にSNSを利用

20%超の新入社員が就職活動にSNSを利用 公益財団法人日本生産性本部は先日、「2013年度 新入社員 春の意識調査」を発表しました。この調査は、1990年より継続的に行っているものであり、1,931通の回答をまとめたものです。この調査では様々なことを項目として挙げていますが、今調査で新設された「SNSを就職活動に利用しましたか?」という項目について取り上げましょう。

 この項目についてSNSを就職活動に「利用した」との回答が20.4%(男性18.3%、女性が26.3%)となったとのことです。特に20歳以上では、24.0%となり、約4分の1がSNSを利用したことになります。また、良かった点と悪かった点についても回答を求めており、以下のような内容になっています。
良かった点
・周りの人の状況を把握することができた。必要な情報を簡単に入手できた。
・今現在働いている人の生の声を知ることができた。
・SNSでしか募集していない説明会に参加できた。
・SNSを通じて知り合えた人と就活について話ができた。
・人事担当者と親しく接することができた。
・友人と情報共有を行うことにより、より多くの企業について知ることができた。
・地方にいてもリアルタイムで情報を入手でき、説明会も視聴できた。
悪かった点
・他の人の状況を知り、焦ってしまった。
・大量の情報に振り回された。情報の取捨選択に迷った。
・個人情報の取り扱いが面倒であった。
・公私混同しやすくリスクを感じた。
・情報が偏り視野が狭くなってしまった。
・それほど役に立ったとは思わない。
・企業側、就活生側それぞれにメリットがないまま、何となく利用しているように感じる。

 これらの内容を考えると、情報を発信する側は、正確な情報を適量、発することが重要であり、受信する側は、しっかりと自分がどのように役立てるかを考えて受け取ることが重要だということがわかります。


関連blog記事
2012年12月13日「新入社員の半数が「海外勤務のチャンスがあれば応じたい」」
https://roumu.com
/archives/51968614.html

参考リンク
公益財団法人日本生産性本部「13年度 新入社員 春の意識調査」
http://activity.jpc-net.jp/detail/mdd/activity001374.html

(宮武貴美)

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