2.65%と低迷する男性の育児休業取得率

zu 先日、厚生労働省から「平成27年度雇用均等基本調査」の結果が公表されました。この調査は、男女の雇用均等問題に係る雇用管理の実態を把握することを目的として実施されており、育児休業制度の利用状況等が取りまとめられています。
 調査では、以下のとおり、男女別で取得者割合が示されています。
女性
 平成25年10月1日から平成26年9月30日までの1年間に在職中に出産した女性のうち、平成27年10月1日までに育児休業を開始した者(育児休業の申出をしている人を含む。)は81.5%となり、前回調査の結果86.6%より5.1%低下しました。
男性
 平成25年10月1日から平成26年9月30日までの1年間に配偶者が出産した男性のうち、平成27年10月1日までに育児休業を開始した者(育児休業の申出をしている人を含む。)は2.65%で、前回調査の結果2.30%より0.35%上昇しました。

 男性の育児休業取得率の政府目標は、2020年に13%という値が掲げられていますが、目標値を達成するような伸びは見られていません。男性の育児休業取得者が発生したとき等に支給される出生時両立支援助成金も用意されており、今後の伸びに期待がかかるところです。


関連blog記事
2016年2月17日「支給額も示された来年度の両立支援等助成金案 2つの制度が新設」
https://roumu.com
/archives/52097320.html

参考リンク
厚生労働省「平成27年度雇用均等基本調査」
http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/71-27.html

(宮武貴美)
http://blog.livedoor.jp/miyataketakami/

当社ホームページ「労務ドットコム」にもアクセスをお待ちしています。

facebook最新情報の速報は「労務ドットコムfacebookページ」にて提供しています。いますぐ「いいね!」をクリック。
http://www.facebook.com/roumu

当ブログの記事の無断転載を固く禁じます。