来年1月に創設が予定される勤務間インターバル導入に関する助成金制度
長時間労働対策は、過重労働の問題からのみではなく、ワークライフバランスひいては女性が活躍するための対策としても重要であることがここ最近、頻繁に言われるようになりました。
このような風潮の高まりの中、来年、勤務間インターバル導入に関する助成金制度が創設される見込みとなりました。具体的には、職場意識改善助成金野中に「勤務間インターバル導入コース(仮称)」として位置づけられ、以下のような助成内容となることが見込まれています。
助成概要
勤務間インターバルを導入する中小企業事業主に対し助成
助成対象
就業規則等の作成・変更費用、研修費用、労務管理用機器等の導入・更新費用等
成果目標
中小企業事業主が新規に勤務間インターバルを導入すること
助成率、上限額
費用の3/4を助成、上限50万円
今後、平成29年1月1日の施行に向け、労働者災害補償保険法施行規則の改正作業が行われることになります。導入を検討されている企業は助成金の活用を検討してもよいでしょう。
関連blog記事
2016年10月14日「経団連加盟企業が採用している長時間労働削減に向けた取り組み」
https://roumu.com
/archives/52115460.html
2015年12月29日「閣議決定された第4次男女共同参画基本計画に見る今後の働き方改革の方向性」
https://roumu.com
/archives/52093178.html
参考リンク
厚生労働省「「労働者災害補償保険法施行規則の一部改正」の諮問と答申~ 通勤災害の適用範囲を拡充するとともに、 “勤務間インターバル”導入に関する助成金制度を創設します ~」
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000144638.html
(宮武貴美)
http://blog.livedoor.jp/miyataketakami/
当社ホームページ「労務ドットコム」にもアクセスをお待ちしています。
最新情報の速報は「労務ドットコムfacebookページ」にて提供しています。いますぐ「いいね!」」をクリック。
http://www.facebook.com/roumu
当ブログの記事の無断転載を固く禁じます。