協会けんぽの設立とともに新しくなる被保険者証

協会けんぽの設立とともに新しくなる被保険者証 以前からこのブログでお伝えしているように、中小企業等で働く従業員やその家族の皆様が加入している政府管掌健康保険(以下、「政管健保」という)は、平成20年10月1日に新たに設立される全国健康保険協会に移管されます。これに伴い、現在の被保険者証についても、政管健保の加入者全員に対し順次切り替えが実施されることになっています。


 これに先立ち、先日、社会保険庁のホームページで新たな被保険者証のイメージ(画像はクリックして拡大)が公表されました。これによるとクレジットカードサイズは変わらず、カードの色が従来のオレンジ色から水色に変わるようです。また、保険者の名称欄がこれまでの「○○社会保険事務局(△△社会保険事務所)」から「全国健康保険協会○○支部」に変更となり、併せて記号欄が、従来の「漢字かな文字」から「数字」に変更となります。


 被保険者証は切替えが完了するまで、従来のものが引き続き医療機関等で使用できるとのことですので、問題は小さいのかもしれませんが、独特ともいえる従来の「漢字かな文字」が「数字」に変更することは、実務を行う者にとっては非常に大きな違和感があるかと思います。なお、保険者番号について、支部別で社会保険庁のホームページに掲載されています。



関連blog記事
2008年8月22日「10月の協会けんぽ設立で保険料率はすぐに変わるのか?」
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2008年5月30日「10月の協会けんぽ設立で新保険証へ切替えに」
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2007年10月10日「社会保険庁廃止に伴う都道府県別健康保険料率設定の影響」
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参考リンク
社会保険庁「全国健康保険協会(協会けんぽ)の被保険者証について」
http://www.sia.go.jp/kenpo/pdf/image.pdf
社会保険庁「保険者番号について」
http://www.sia.go.jp/kenpo/pdf/number.pdf


(宮武貴美)


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