毎日毎日、新型コロナウイルス関係の情報が更新されていますが、2020年3月10日には新型コロナウイルスに係る小学校等の臨時休業等に伴い、子どもの世話をするため、契約した仕事ができなくなっている個人事業主への支援策の概要が公表されました。
(1)概要
　新型コロナウイルスの影響による小学校等の臨時休業等に伴い、子どもの世話を行うため、契約した仕事ができなくなっている子育て世代を支援し、子どもたちの健康、安全を確保するための対策を講じるもの。
※雇用者の保護者向けには、別途、休暇取得支援を創設している。
(2)対象者
　a.又はb.の子どもの世話を行うことが必要となった保護者であって、一定の要件を満たす者。
a.新型コロナウイルス感染症に関する対応として臨時休業等した小学校等（※）に通う子ども
※小学校等：小学校、義務教育学校（小学校課程のみ）、特別支援学校（高校まで）、放課後児童クラブ、幼稚園、保育所、認定こども園等
b.新型コロナウイルスに感染した又は風邪症状など新型コロナウイルスに感染したおそれのある、小学校等に通う子ども
(3)一定の要件
・個人で就業する予定であった場合
・業務委託契約等に基づく業務遂行等に対して報酬が支払われており、発注者から一定の指定を受けているなどの場合
(4)支援額
　就業できなかった日について、1日当たり 4,100円（定額）
(5)適用日
　2020年年2月27日～3月31日
※春休み等、学校が開校する予定のなかった日等は除く。

　詳細は改めて示されるということですが、今回の情報だけでは対象者の範囲をどのように規定するのかなど非常に課題が多いように思います。経済危機や社会不安を少しでも抑制しようとする国の意志が感じられる内容なのでしょう。

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参考リンク
厚生労働省「小学校等の臨時休業に対応する保護者支援の創設（委託を受けて個人で仕事をする方向け）について」
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_10064.html?fbclid=IwAR1gJgtjZaw0lAvTmt1liemRNS_M3Cr9RJqhM8AWkq1Tgn-PgHwxMcYgYmw

(大津章敬)

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