採用戦線激化 今春の都内高校生の就職内定率は100%に迫る勢い
先日、東京労働局より「平成19年3月新規高等学校卒業者の就職内定状況等について」という資料が発表されました。これによれば、平成19年3月末現在における今春の新規高等学校卒業者の就職内定率は98.8%で、前年同期を1.3ポイント上回りました。左のグラフは平成7年以降の毎年3月末日時点での就職内定率の推移ですが、平成12年に87.7%という最低を記録した後、7年連続で数値は改善し、今年はほぼ100%に迫る勢いとなっています。
ちなみに今年の求人数は前年比12.5%プラスの44,861人、 求人倍率も、前年比0.42ポイントプラスの6.83倍となりました。近年、大卒の採用活動が激戦になっていますが、2007年問題への対応などから多くの企業が求人数を増やす中、高卒の求人難も深刻なものとなりつつあります。
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2007年4月26日「「偉くなりたくない」「最低限の収入を得てのんびり暮らしたい」という高校生が激増」
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2007年3月6日「平成18年に本格化した企業の人材採用の状況」
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参考リンク
東京労働局「平成19年3月新規高等学校卒業者の就職内定状況等について」
http://www.roudoukyoku.go.jp/news/2007/20070424-naitei/20070424-naitei.html
(大津章敬)
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