日本経団連調査による大企業年末一時金の第1回集計は5.79%増の822,212円

日本経団連調査による大企業年末一時金 今年の冬季賞与はアベノミクス効果による企業業績の回復で水準が引き上がるのではないかと言われていましたが、先日、日本経団連より2013年年末賞与・一時金 大手企業業種別妥結状況の第1回集計結果が公表されました。この調査の対象は、原則として原則として東証一部上場、従業員500人以上、主要21業種大手240社で、今回の集計は妥結し、集計可能な76社の結果を集計したもの。

 これによれば今冬の大企業の一時金の平均は822,212円となり、前年同季比で5.79%増という結果になりました。これを業種別で見ると、製造業は前年同季比5.99%増の834,051円、一方、非製造業は0.27%の641,081円となっています。

 具体的には前年同季比13.02%の大幅増となっている自動車の好調ぶりが目立ちます。全体としては夏季賞与よりも伸び率が大きくなっており、大企業においては比較的大きな伸びを見せそうな情勢となっています。一方、中小企業の業績の回復は遅れており、中小企業の賞与の回復は今後徐々にという展開になると予想されます。


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参考リンク
経団連「2013年年末賞与・一時金 大手企業業種別妥結状況(第1回集計)」
http://www.keidanren.or.jp/policy/2013/094.pdf

(大津章敬)
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