経団連調査の昇給平均はベア縮小の影響で7,174円(アップ率2.19%)
2016年3月17日のブログ記事「春闘集中回答日 トヨタは1,500円など、概ね昨年の半分程度の水準に」では、今春のベアが昨年と比較し大幅に縮小したというニュースをお伝えしましたが、本日はその結果を受けた賃上げの集計について取り上げます。
経団連は先日、大企業の賃上げに関する一次集計を公表しました。この調査の対象は、原則として東証一部上場、従業員500人以上、主要21業種大手249社で、今回の結果は回答が出ており、集計可能な62社が対象となっています。
これによれば今春の大手企業の昇給平均は総平均で7,174円(アップ率2.19%)という結果になりました。昨年の実績は8,157円(2.51%)でしたので、昨年からは大きく減少していることが分かります。なお、業種別で見ると製造業平均は7,237円(2.23%)、非製造業平均は6,943円(2.06%)という結果になっています。
関連blog記事
2016年3月17日「春闘集中回答日 トヨタは1,500円など、概ね昨年の半分程度の水準に」
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2016年3月4日「今春の賃上げ 昨年と同程度との回答が64.0%」
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2016年2月13日「経団連企業の役職別賃金 部長697,814円 課長538,925円」
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参考リンク
経団連「2016年春季労使交渉・大手企業業種別回答状況[第1回集計]」
http://www.keidanren.or.jp/policy/2016/025.pdf
(大津章敬)
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