来年度も引上げが予定される子ども・子育て拠出金(旧:児童手当拠出金)
厚生年金保険の適用事業所では、児童手当に必要な費用、地域子ども・子育て支援事業に必要な費用をまかなうものとして、子ども・子育て拠出金(旧:児童手当拠出金)が厚生年金保険の保険料とともに徴収されています。今年度、この子ども・子育て拠出金の拠出率は0.15%から0.20%に引上げられました。この今年度の引上げの際には、段階的に引上げるられることも想定されており、0.25%を上限として引上げができるよう法改正が行われました。
今回、この拠出率について、平成29年度については、0.20%から0.23%に引上げられるパブリックコメントが出されました。
正式な決定はまだ先になり、また、他の社会保険料と比較し、料率は小さなものになりますが、事業主の負担が大きくなることは確実ですので、来年度の予算組などの際には意識しておきましょう。
関連blog記事
2016年1月7日「今後、2段階での引き上げが予定される子ども・子育て拠出金(旧:児童手当拠出金)」
https://roumu.com
/archives/52094092.html
2015年12月28日「来年度の介護保険料率は今年度と同率の1.58%の見込み」
https://roumu.com
/archives/52093176.html
2015年12月25日「来年度は引き下げ見通しとなった雇用保険の保険料率」
https://roumu.com
/archives/52092883.html
参考リンク
パブリックコメント「子ども・子育て支援法施行令の一部を改正する政令案に対する意見募集について」
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=095170110&Mode=0
(宮武貴美)
http://blog.livedoor.jp/miyataketakami/
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