新入社員の43.4%が「業績や能力よりも年齢・経験を重視して給与が上がるシステム」を希望

給与システム 先日より、日本生産性本部の「2016年度 新入社員 秋の意識調査」の結果をご紹介していますが、この調査は、非常に興味深い内容がいくつもありますので、本日もこの調査の結果について取り上げたいと思います。なお、この調査の有効回答数は242通(男性 153通 女性 89通)となっています。

 希望する給与システムについての設問に対する回答は以下のようになっています。
56.6% 各人の業績や能力が大きく影響する給与システム
43.4% 業績や能力よりも、年齢・経験を重視して給与が上がるシステム

 グラフをご覧いただくとよく分かりますが、かつては「各人の業績や能力が大きく影響する給与システム」を希望する新入社員が多く、それが年々、減少するという傾向が見られましたが、ここ数年はその流れも落ち着いてきており、概ね55:45といった比率で安定しています。人事制度改定の際には、若手社員のこうした意識についても理解しておくとよいでしょう。


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2017年3月13日「新入社員の54.6%が「条件の良い会社があればさっさと移るほうが得だ」と考える時代」
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2017年3月10日「残業を少ない職場を希望する新入社員 過去最高の86.3%に」
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参考リンク
日本生産性本部「2016年度 新入社員 秋の意識調査」
http://activity.jpc-net.jp/detail/mdd/activity001502.html

(大津章敬)

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