東証1部上場企業の2019年夏季賞与 対前年同期比0.7%増の743,588円
5月下旬となり、そろそろ夏季賞与の試算に入られている企業の方も多いのではないでしょうか。そんなときに参考になる資料として、労務行政研究所は「東証1部上場企業の2019年夏季賞与・一時金(ボーナス)の妥結水準調査」をまとめました。この調査の対象は、東証1部上場企業(2019年5月7日現在で2,141社)のうち、原則として労働組合が主要な単産に加盟している企業で、今回は今年の賃上げ交渉と同時期に2019年の夏季賞与・一時金を決定している企業(組合)で、同研究所が結果を把握し得た137社の結果を集計したもの。
これによれば、東証一部上場企業の今年の夏季賞与の水準は以下のようになっています。
全産業 743,588円(対前年同期比+0.7%)
製造業 790,403円(対前年同期比△0.1%)
非製造業 647,877円(対前年同期比+2.9%)
2014年以降、ほぼ毎年のように支給額が増えてきた賞与ですが、景気の先行き不透明感からその伸びも抑えられているという印象を受けます。
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参考リンク
労務行政研究所「東証1部上場企業の2019年夏季賞与・一時金(ボーナス)の妥結水準調査」
https://www.rosei.or.jp/research/pdf/000076035.pdf
(大津章敬)
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