2009年卒の新卒採用も激戦は必至
ここ数年、企業の新卒採用意欲が非常に高い水準で推移しており、中小企業を中心に十分な質・量の学生が確保できないという状況が続いていますが、先日、リクルートより「大卒者の採用見通し調査(2009年卒)」という資料が発表されました。
この調査は従業員規模5人以上の民間企業4,341社を対象に行われたものですが、これによれば2009年卒の新卒採用の見通しについて「増える」と回答した企業が18.0%となり、「減る」と回答した企業(6.8%)を大幅に上回ることが明らかになりました(グラフはクリックして拡大)。中でも従業員規模300人~999人の中堅企業の採用意欲が高く、20.8%もの企業が採用見通しが増えると回答しています。
2009年卒の学卒者の採用についてはそろそろ具体的な準備を始めている企業も多いと思いますが、昨年以上の激戦になることが予想されますので、母数形成、選考、内定者フォローの各段階についての具体的な対策が求められます。
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参考リンク
リクルート「大卒者の採用見通し調査(2009年卒)」
http://www.recruit.jp/library/job/J20071225/docfile.pdf
(大津章敬)
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