経団連の2016年中小企業賃上げ調査 一次集計結果は4,488円(1.76%)

経団連中小昇給 3年目のベアと言われた今年の春闘でしたが、ベアは大手でも昨年の半分程度となり、中小企業の多くはその実施を見送りました。その結果が賃上げにどのような影響を与えたのか興味深いところですが、先日、経団連は「2016年春季労使交渉・中小企業業種別回答状況」の第1回集計(2016年6月10日現在)を公表しました。

 この調査の対象は、原則として従業員数500人未満、17業種741社で、今回の結果は回答が出ており、集計可能な17業種218社を集計したもの。これによれば、今春の中小企業の賃上げは総平均で4,488円(アップ率1.76%)となり、昨年の実績である4,601円(1.83%)を下回る結果となっています。また業種別では、製造業の平均が4,891円(1.87%)、非製造業の平均が3,794円(1.56%)となっています。


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参考リンク
経団連「2016年春季労使交渉・中小企業業種別回答状況(第1回集計:2016年6月10日)」
http://www.keidanren.or.jp/policy/2016/043.pdf

(大津章敬)
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