新入社員の74.0%が「残業が少なく、平日でも自分の時間が持て、趣味などに時間が使える職場」を希望
本日は、公表される度に取り上げている日本生産性本部「2017年度 新入社員 春の意識調査」の調査結果の中から、新入社員の残業に対する意識について取り上げましょう。この調査は、2017年春に実施した日本生産性本部主催の新入社員教育プログラム等の参加者を対象に実施されたもので、有効回答数は1,916通となっています。
働き方改革の中で、労働時間に関する設問に対しする回答は、以下の結果となっています。
26.0%「残業は多いが、仕事を通じて自分のキャリア、専門能力が高められる職場」を希望する
74.0%「残業が少なく、平日でも自分の時間が持て、趣味などに時間が使える職場」を希望する
残業を敬遠する傾向はここ数年上昇していましたが、今年も昨年同様の高水準となりました。この結果を単純に残業を嫌っていると見るのではなく、残業が新入社員の成長実感に繋がっていない、仕事の与え方に問題があるとも考えられるのではないでしょうか。単に「いまどきの若者は…」と片付けないようにしたいものです。
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参考リンク
日本生産性本部「2017年度 新入社員 春の意識調査」
http://activity.jpc-net.jp/detail/mdd/activity001505/attached.pdf
(大津章敬)
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