都内労働組合の2018年冬季賞与の平均妥結金額は782,020円

都内労働組合の2018年冬季賞与の平均妥結金額 冬季賞与の支給はもう終えたという企業が多いのではないかと思いますが、先日、東京都産業労働局は「2018年年末一時金要求・妥結状況」の最終集計を公表しました。この調査は、都内に所在する1,000の民間労働組合を対象に実施されたもので、今回の結果は妥結し、集計可能な504組合の妥結金額を取りまとめたものとなっています。

 これによれば、既に妥結した労働組合のうち、前年妥結額と比較可能な504組合の平均妥結額は782,020円で、これは平均賃金(318,856円・39.7歳)の2.45ヵ月分に相当します。同一労組の前年妥結額(767,888円)との比較では、金額で14,132円増加(1.84%増)しました。

 産業別・業種別妥結金額の分析対象(5組合以上)となった29業種のうち、対前年比の増加率がもっとも高かったのは、「鉄鋼業」(15.15%)、以下「情報通信機械器具製造業」(13.41%)、「教育、学習支援」(6.67%)となっています。一方、対前年比の減少率がもっとも大きかったのは、「その他運輸」(▲12.62%)、続いて「金属製品」(▲10.59%)、「情報制作(出版等)」(▲6.62%)となっています。


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参考リンク
東京都産業労働局「2018年年末一時金要求・妥結状況について(最終集計)(平成30年12月13日現在)」
http://www.metro.tokyo.jp/tosei/hodohappyo/press/2018/12/17/06.html

(大津章敬)

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