大手企業の2019年冬季賞与の妥結額平均は前年比1.49%増の964,543円

 先日より今年の冬季賞与の調査結果について取り上げていますが、今回は経団連の「2019年年末賞与・一時金 大手企業業種別妥結状況」の第1回集計(2019年11月14日)結果について見ておきましょう。この調査の対象は、原則として東証一部上場、従業員500人以上、主要21業種大手251社で、今回の集計は妥結し、集計可能な92社の集計結果。

 これによれば、大手企業の2019年冬季賞与の妥結額平均は前年比1.49%増の964,543円となりました。業種別では、製造業平均は前年比1.54%増の947,400円、非製造業平均は前年比2.01%増の1,327,787円となっています。非製造業平均の集計企業数は5社しかないなど、まだまだ十分なサンプル数ではありませんが、大手企業についてはまだまだ増額傾向が見られるようです。


関連blog記事
2019年11月13日「東京都労組の2019年年末一時金調査 中間発表では前年比+0.13%増の798,141円」
https://roumu.com/archives/99526.html
2019年10月3日「東証一部上場企業の今年の年末一時金の水準は747,808円(前年比▲0.1%)」
https://roumu.com/archives/98292.html
2019年9月18日「民間主要企業の令和元年夏季賞与の平均妥結額は前年比▲2.90%の845,453円」
https://roumu.com/archives/97537.html
2019年7月29日「新入社員の夏季賞与平均支給額 大学卒87,636円、高校卒69,064円」
https://roumu.com/archives/97073.html
2019年6月17日「経団連調査の大手企業夏季賞与第1回集計 前年同季比▲2.52%の971,777円」
https://roumu.com/archives/52172582.html

参考リンク
経団連「2019年年末賞与・一時金 大手企業業種別妥結状況(第1回集計:2019年11月14日)」
http://www.keidanren.or.jp/policy/2019/100.pdf

(大津章敬)