新入社員の会社選択の基準は「雰囲気」「仕事の内容」「個性が活かせる」がダントツ

新入社員の会社選択の基準 企業の採用意欲の高まりにより、新卒社員の採用活動が激化し、中堅中小企業では深刻な人材不足が見られるようになってきています。そこで今日は東京商工会議所の「中堅・中小企業の新入社員の意識調査結果について」という調査結果から新卒社員の採用活動における効果的な訴求ポイントを探ってみたいと思います。


 この調査は東京商工会議所が3月末から4月にかけて開催した新入社員研修に参加した中堅中小企業364社の新入社員1,209名を対象に行ったもの(有効回答数は男性745名+女性437名=計1,182名)。この調査結果の中に「入社した会社を選んだ理由は何ですか」という質問項目があり、その結果を集計したものが左のグラフです。これを見れば分かるとおり、以下の3つの項目の回答がダントツに多いことが分かります。
職場の雰囲気が良かった(男性326名+女性248名=574名)
仕事の内容がおもしろそう(男性365名+女性203名=568名)
自分の能力・個性が活かせる(男性293名+女性184名=477名)


 この結果からはインターンシップや若手社員との交流などを通じ、職場の雰囲気や職務内容を実際に体験させるといった具体的な対策が考えられます。人材の安定的な確保が企業の成長力に大きな影響を与える時代になってきました。2008年度入社組の大卒採用活動は終盤戦に入りつつありますが、自社の採用活動の見直しにこうした統計結果を参考にされてはいかがでしょうか。



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参考リンク
東京商工会議所「中堅・中小企業の新入社員の意識調査結果について」
http://www.tokyo-cci.or.jp/kaito/chosa/2007/190426.html


(大津章敬)


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