企業年金の2007年4月~6月の運用はプラス3.63%

 先日、格付投資情報センターより、厚生年金基金、企業年金基金、税制適格年金等企業年金の2007年度第1四半期(2007年4~6月)の運用実績が発表されました。これによれば、同四半期の時間加重収益率の平均は、生保一般勘定を含む資産全体でプラス3.63%となったことが明らかになりました。


 各資産の市場インデックスの騰落率を見ると、国内債権(-0.84%)のみがマイナスとなっていますが、それ以外の試算はすべてプラスで国内株式3.62%、海外株式12.55%などとなっています。2006年度の収益率は最終的にプラス4.55%となりましたが、2007年度も堅調な滑り出しとなりました。



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参考リンク
格付投資情報センター「2007年度第1四半期はプラス3.63%、内外株上昇、為替効果も大きく」
http://www.r-i.co.jp/jpn/news_topics/detail_pension/2007/jn0707.pdf


(大津章敬)


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